歴史をひもとくと
新時代のいぶきが伝わる
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」沿線には、未だ幕末の志士たちの軌跡が残ります。
築城四〇〇400有余年、当時の姿がありのままに残る高知城からはじまるものがたり列車の旅は、緑豊かな山々や太平洋の水平線が臨める海のそばを通ります。
それは、龍馬が脱藩の道へと急いだ道程をなぞる列車旅でもあります。
立志と開花
列車の旅で綴る
二つのものがたり
立志の抄 下り 高知駅 発 窪川駅行
築城四〇〇400有余年、高知城が見守る高知市街地、高知駅を出発した「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、坂本龍馬ら幕末の志士たちが決死の覚悟で踏破した脱藩の道と一部並行しながら、窪川駅へ向かいます。
日本の、世界の夜明けを信じて志を貫こうとした、幕末の志士たちへ思いを馳せるのもこの旅の醍醐味。
龍馬が志をもって旅立つ様子をイメージし、下りの便名には「立志の抄」とつけました。「立志の抄」に揺られながら、旅の始まりを味わって。
開花の抄 上り 窪川駅発 高知駅行
脱藩の道を歩んだ志士たちの志は、明治時代から現在まで続く大きな価値観の転換期へひとすじの光をもたらしました。文明開化による新しい時代の夜明けは、険しい状況のなか志士たちが咲かせた大きな一輪の花。
時代の夜明け「文明開化」と、下り便の「立志」に対して偉業を成し遂げ凱旋する様子、夢を成し遂げた誉れとして上り便には「開花」と名付けました。
「開花」では立志の道を遡りながら、志士たちを育んだ高知ならではの気質を「土佐流のおもてなし」で存分に味わう旅をお送りください。